【人は感情によって進化した】石川幹人
感情(特に怒り)の取り扱いについての悩みを解消するためのハウツー本が、多く出版されていますね。
私自身、怒りっぽいと感じていて(とにかく、怒るとエネルギーを使って疲れるから何とかしたいです😪)、何冊かアンガーマネジメントを読んでみました。
そこで得たことは、怒りは生きるのに必要な感情だということ。
ということは、この悩みって怒りが現代社会とかみ合っていないことで生まれてるんじゃないか……?と浮かんできたのです。
【人は感情によって進化した】というタイトルを見て、そのヒントになるものがあるんじゃないかと感じました。「進化」ということは、感情が生まれた頃のことが書かれているはずだし。
そこで本書では怒りと、これも関連書籍が多く出版されている悲しみについて、取り上げてみます。
続きを読む【新型コロナとワクチンのひみつ】近藤誠
近藤先生はメディアではお見かけしたことはありませんが、がんに関するものを中心に著作が多く出版されていますね。なので私もいつか読んでみたいと思っていた人です。
最近はやはりコロナ関係の本を多く出版されています。医療の”あやうさ”を以前から警告されていたので、この状況でますます危機感を覚えたのではないでしょうか(こういう考えをお持ちの方は、メディアには滅多に出演されませんね)。
本書ではワクチンのことはもちろん、改めてコロナの症状とはどんなものか、また近藤先生の個人的な感染に対する思いも取り上げたいと思います。
続きを読む【正解が見えない課題を圧倒的に解決する 超仮説思考】高野研一
物事に取り組む前に仮説を立ててみる、というのはここのところよく言われています。
読書も読み始める前に、この本は何が書かれているんだろう?と仮説を立ててからのほうがより理解できたり、読むスピードが上がったりできるようです。
なので私も読書する前に、仮説を立ててから読んでみています。あくまで「仮説」なので、違っていたら途中修正もしていいのです。まぁ、大概修正してますね😁
本書はビジネス書なので、いかにいいアイデアを出すかとか、売り上げを伸ばすかなど仮説を立てて仕事に活かす方法が書かれています。
現にジョブズやベゾス、孫正義や柳井正、松下幸之助など、ビジネスで成功した人の名前が出てきます。そういえばカルロス・ゴーンも載ってたなー(しかも最後に)。あの人も経営者としては一流だったんでしょうね……。
でも私はどのように仮説を導くか、普段の生活に活かせるかの観点で読んでみました。
続きを読む【東京人2019年10月号 特集「大人がハマる!Eテレ」】都市出版
今回は雑誌から。
みなさん、Eテレ見てますか?昔は「教育テレビ」といわれていて、主に子ども向け番組が主流でした。
今は時間帯によってはっきり視聴者ターゲットが決まっています。
サブタイトルにもあるように大人向け番組は、例えば勉強熱心な高齢者向けには早朝の時間帯、働いている男性向けにはゴールデンタイム以降の時間の、教養とかドキュメンタリー。私も「100分de名著」とか見ています。
ある時期からこの「教育テレビ」のイメージが変わったのを感じた人は大勢いると思います。『Eテレ』という名称からしてそうだし、イメージキャラクター(?)のミッツ・カールさんの存在もそうだし。
驚いたのが今は放送されていませんが「フランケンシュタインの誘惑」。
子ども向けに科学を賛美する番組は、これまで数多く放送されてきましたが、大人向けとはいえ科学者の”闇”の部分を描き出すのは何となくタブーのような気がしました。
しかし、これが面白い!大人でよかったと思います😎復活を望む番組の1つです(あとお薦めは「植物たちの生存戦略」です😃)。
そもそもこの雑誌を読もうと思ったのが、美輪明宏さんと齋藤孝さんの対談が載っていたからですが、おふたりは子供番組でご一緒です。なので、ブログでは不純な😬大人向けではなく、懐かしいでも現役の子ども向け番組を、貴重な裏方さんの話も交えて取り上げます(人物の肩書は雑誌発行当時のものです)。
続きを読む【思考停止という病】苫米地英人
思考停止が病って比喩じゃなくて、確かにそうだと思うんです。だからタイトルに惹かれました。
著者はこう言っています。
思考を生命現象として捉える
生命現象が行われなければ、やがて存在が危うくなるのは当たり前ですね。
さらに「思考ができるようになったのは(略)脳の進化」のためとも言います。
進化の跡が思考となって表れる、ということでしょうか。
思考は人間だけの能力(脳力?)と苫米地さんは言います。考えることそのものがヒトとして生きているということです。
でも今、日本人はこの考える力が落ちてきている、と著者は危機感を抱いています。私もそう思い、本書を手に取ったわけです。自分も含めて、なんと思考力が落ちてきていることか!
続きを読む【遅読家のための読書術】印南敦史
【遅読家のための読書術】こそ、私に読書の革命を起こしたものでした。
確かに、今では同じようなことが書かれている読書術の本はありますが、画期的でした。
熟読の呪縛に絡まれていたことに気付かされました。印南さんは学校教育のせいとしてますが、本は”ありがたいもの”、著者が一生懸命書いたものだから、”隅から隅まで目を通さなくてはならない”。
フロー・リーディングという読み方も本書で知りました。「流れるように読む」溜め込まない。
本書は主にビジネス書や新書を対象にしてるのがポイントです。
続きを読む