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今日はどんな本をいただきましょうか?

【医師が教える新型コロナワクチンの正体】内海聡

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いまや、”ワクチン接種すれば大丈夫”、のような風潮になっているみたいです。老若男女こぞって接種に行っています(さすがに子供には、いまのところ慎重論があります)。

私の親も、予約するのにさんざん苦労して、1回目の摂取を終えました。

身近にそういう人がいてようやく、じゃあ自分はどうするのか?を考えるようになりました(遅いですね😓)。

著者である内海先生は、他に読んでみたいものがあって気になっていた人です。

検索したら最新刊である本書がヒットしたので、私にしては珍しく購入してすぐ読みました。

実は読もうと思ったきっかけの1つが、ロバート・ケネディJr氏との対談があったからですが、それにしても、私にとって内容は衝撃的でした。

タイトルが「ワクチンの正体」なので、ここではそれを中心に触れたいと思いますが、本書にはキーワードとなるものが2つあると思います。

1つは「医原病」。

「薬害や医療によって引き起こされる」病気のことですが、後で出てくるケネディ氏の語ったアメリカでの死因は、まさにこれです。

内海先生は以前からワクチンは必要ない、と訴えてきた人なので、それについて当然批判的。新型コロナで発症するとされる「サイトカインストーム」も医原病だといいます。

基礎疾患がなければウイルス疾患でなかなか重症化することはありません。人間が余計なことをして邪魔するから、むしろ症状が悪化することが多い

そしてもう1つが「御用学者」。

「政府や権力者に迎合し、彼らにとって都合のいいことを唱える学者」と定義します。

「ニセ情報を補強している」とするこの人たちのなかには、ノーベル賞受賞者もいるそうです。

ノーベル賞なんて貰ってる人は限られてきますから”えっ!あの人も?”と想像して驚愕してしまいます。

さらに衝撃だったのは、ワクチンに添加されている内容物。

詳しくは書きませんが、”何でこんなものが入っているんだ!?”です。世間でも有害物質といわれているものや、野生のウイルス(!)も入っているそうです。これらは「ワクチンに添えられた「添付文書」に明記」されています。

 かつて、例えば天然痘を撲滅するために作られた種痘の歴史を考えると、ワクチンにとても感動的なイメージを持ちます。

しかし、現代ではそのイメージは大きく変化せざるを得ないようです。

ワクチン製造は、巨大なビジネスなのです。

 

日本には予防接種法があります。このため、接種を強制することはできません。

しかしこの法律、1947年に「GHQの指導の下」で定められました。この時は「予防接種が強制されたうえ(略)日本人を人体実験に使うための法律と言っても過言では」なかったのです。

人体実験とか、大げさではないのか?しかし、例えば原爆投下後のアメリカによる、被爆者への調査とか知ると、それもあながちないとは言えないかも、と感じるのです。

ロバート・ケネディJr氏がアメリカの当局に、コロナワクチンについて尋ねた時にこう説明されたそうです。

「とりあえず、ワクチンを全国民に投与する。言うならば、大規模な人体実験だ。(略)もし、多数の接種者が副作用を起こしたら、(略)投与を取り止めて、違うワクチンに変える心積もりがある」

「とりあえず」なところがアメリカ的ですが、一見「投与を取り止めて」とか、配慮しているように見受けられますが、結局「違うワクチンで」また実験するってことでしょうか?

ケネディ氏によると、アメリカで亡くなる人の一番の原因は「医薬品や麻薬などの薬害」だそうです。

ちなみに同氏は、コロナワクチンを全面的には反対していません。高齢者やいわゆる基礎疾患のある人には「意味がある」としています。

ただ、若い人や子供には意味がないとします。

ワクチンのデータも免疫がどうというより、

ワクチン接種によってより健康的な人生を送れているのかという調査結果の載ったデータをみることをお薦めします。

さきほど「ワクチン製造は巨大なビジネス」と書きました。大企業の製薬会社は、政治家、学術機関、マスメディアなどのスポンサーなっています。

アメリカでは製薬会社の幹部が「回転ドア人事」をやっていて、政府機関に異動して会社の利益になるような法案をつくるような操作をし、批判をあびたりして立場が危うくなると会社に戻る、を繰り返しているそうです。

”ワクチンは消費するもの”だと感じたのが、2009年の豚インフルエンザに関する文です。

これもアメリカですが「大量に余ったワクチンの消費方法」に、人に接種しよう、と当時の政府が実施したのです。その結果、何が起こったのか。「たくさんの副作用」です。

内海先生は「歴史上、常に薬の在庫処分は日本で行われて」きたといいます。

まだコロナワクチンを接種できた人が少ない状況で、日本が確保していたワクチンをなぜか台湾へ供給したことがニュースで報じられたのを記憶している方もおられると思います。

”人道的”な観点と、一見思えます。また、”完璧な防御システム”と世界から思われていたのに、やっぱりコロナにはかなわなかったのか?など、いろいろ考えてしまいます。

でも本書を読んでワクチンの”消費”感覚の一端が分かり、なんかあるんじゃないかと勘繰ってしまいます。日本の政治家って、そんなに人道的だったっけ?

日本人って政治家はあまり信頼していない感じがするんですが、「極端にテレビや新聞などのマスメディアへの信頼度が高い」ですね。

ちょっと話はそれちゃうんですが、レイ・ブラッドベリの「華氏451度」を読み解いているNHKの番組を見てますが(私もマスメディアへの信頼高い?)、この作品の”予言度”の高さに驚きます。まさに現代の状況です。特に日本の!

先生はメディアがコロナは怖いと必要以上に「煽っている」としていますが、その理由を一部の支配者が一般市民を「管理」したいため、と言います。恐怖で人を支配するのは「政治学の基本」として、

目的は超管理主義、超共産主義、人類の肉体的、精神的意味でのロボット化

と考えています。これが本当だとすれば、コロナそのものより、ずっと怖いことです。

多くの貧民(一般市民)が盲目的に一つのことを信じ疑いを持たない状態をつくることが重要であり、自発的に考え行動してもらっては困るわけです

 ブラッドベリの作品世界そのものです。

極端な考えを言うとキワモノな「オカルト」的なものと一掃されがちです。なかには真実を語っているものもあるのに、本当の「突拍子もない」言動が覆いかぶさってしまい、分からなくされてしまうと先生は嘆いています。

私は、昔から支配者が妄想してきた”支配された世界”が、現在のテクノロジーによって”現実化”できつつあるんじゃないか、と考えます。本書で語られるコロナやワクチンに関する動向が、それをある程度浮き彫りにした、と思っています。

そもそもワクチンがなぜ、こんなに早くできるのか?

従来の製造方法でもワクチンはできるのに、なぜ、新技術を導入するのか(早くつくるだけなら従来の方法がいい。新技術でなければならない何かがあるのか)?

なぜ、製薬業界や医療業界は「ワクチンは効く」から「完全に防ぐことはできないが、重症化を予防できる」と言い方を変えたのか?

なぜ、厚労省コロナウイルス感染症患者の死因を厳密に問わず、新型コロナウイルス死として数えるように通達するのか?……

実は本書の本当のテーマはさまざまな資料やデータ(これも不十分なところがあるんですが)を見極め、自分で考える姿勢を持ちつづけること、にあります(これは”支配者"が最も嫌う姿勢ですね)。

論文や研究という視点を持っている限り、(ウソを)見抜くことはできません。(略)基本とは何か、生物とは何か、社会的にみてどうか、歴史的にみてどうか、という視点こそ大事です。

データの1つといえばPCR検査ですが、先生は正確ではないとし「外表面についている感染していないウイルスを拾ってしまう」ことが最大の問題としています。偽陽性という言葉もなんかよくわからないです。

新型コロナについて、世界中で研究が進んでいるはずなのに、あらゆる”謎”があまりにも多すぎる気がします。

あなたも私もワクチン接種を仮にするにしても、「ワクチンを打っていない人を危険視」し”差別”されるのが嫌だから(残念ですが日本じゃあり得ることです)とか、ながされるようには受けたくないですよね。