【知識を操る超読書術】メンタリストDaiGo
DaiGoさん、昔、たまにテレビで見かけるぐらいで”私とは関係ない、アタマのいい人だな”って感じで、興味のない人でした。
読書術に関する本を読んでいて、アマゾンなどで検索してると、この人の本が高レビューなんですね。多くの人が支持してる→いったいどんな内容なんだ?となったわけです。
実は電子書籍を使い始めました。本書もそれでまず読んだわけです。本題から外れるので詳しく書きませんが、いや~便利ですね!
始めのほうを読んでみて”なんだ、やっぱり他の読書術に書かれていることじゃん”でした。ここで辛抱なくやめちゃったら、この本の良さを分からず終わってたんですが、幸いなことに、高レビューの理由が分かりました😄
①ちゃんとエビデンスに拠っている(ご本人も、特に科学的な読書はこれを大事にしています)
②論理の分かりやすい内容・展開(DaiGoさんの具体的な読み方も一部紹介されています)
③これが一番なんですが、”実践編”も本書の中に載っている
実践編って、”論理編、思考編”が売れたら、第二弾とか続編で出すって感じなのが多いんですが、本書は惜しみなく載っています。読者対象が本をほとんど読まない苦手意識を持っている人なので、”えー!また本買わなきゃならない”となると、上がりかけたテンションが下がってしまう可能性もありますね。
しかも、思考編と実践編が章で分かれていず、まとまって書かれています。”分かったら、すぐ実践”できます。
私がへぇ~と思ったことを紹介すると……
たくさんの本を読んでいると”これはハズレだな”と感じるものも残念ながら出てきます。
普通は、ポイっと古本屋に売ってしまいますが、DaiGoさんは違います。
ダメな本というのは、文句のつけようがあるのでアウトプットに使えるのです
ダメでも、例えば内容に疑問を持つことで、それについて調べたりして考えを深めたりできます。「ダメな本とは『問題集』のようなもの」と言っています。
他の本にはどう書かれているだろう、と読書の幅が広がることにもなるんじゃないでしょうか。
大切なのは、どんな本でもアウトプットにつなげる姿勢
私は「読書」とは、
①知識を仕入れ ②記憶し ③人生に役立てる
と思っています。一番大事なのは、記憶することです。
忘れちゃ、読書の時間が無駄になってしまうし、役立てることもできません。
もちろん本書にも、その対策が載っています。
覚えたいページがあるとします。普通は何度も何度も読んで覚えようとします(今までの私がそうでした)。でもこれでは時間がかかります。
本書では「忘れた頃に復習する」のを勧めています。
最初は1ページごとに「ミニテスト」をする。つまり自分で質問を考えるんです。著者の言いたかったことや、このページで一番大事なところは何か、とか。
慣れてきたら、大見出し、章と広げていきます。ポイントは、本を閉じて行うこと。
ペンも紙もいらず、見ないで思い出す「想起」を挟むだけ
見ないで行う想起には、脳への刺激になり、記憶の定着につながるそうです。また、”あー、思い出せない” ”悔しい!”とか ”分かった!” ”思い出せた😃”と感情が動くことも記憶を定着させる効果があります。
私は音読してからこれをやってみることにしています。やはり慣れるまでは難しいと思うからです。それに声に出して読むって、なんか気持ちいいと思います😊特に朝やってます。
ちなみに質問を考えるのは、他の読書術でも勧められていて、記憶以外にも文章内容の理解度が上がるそうです。確かに内容が分からなければ、質問も考えられないですよね。
この記憶術、実はコラムに書かれています。コラムって、”箸休め”的な感じがするんです。特にハウツーものとか、学習系とか。
しかし本書はコラムにもけっこう重要な情報が載っていて侮れません。
今回は電子で読みましたが、”知識としてしっかり読みたい”本は、紙の本でも持っておくべきだな……、と感じました。昭和な人間です😑