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今日はどんな本をいただきましょうか?

【「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!】苫米地英人

f:id:kiuel:20210607052625j:plain悩みって、尽きないですよね~😪

本の世界でも自己啓発本とかいっぱい出てますし。

今回ご紹介する本は、”タイトル読み”しました。頭の「ゴミ」って何?

 なんか、もやもやしてる、ゴチャゴチャして何をどう考えたらいいか分からない……。

頭の中のこれが「ゴミ」のある状態と苫米地さんは言います。

じゃゴミとは何なのか?

いくつか挙げられてますが、本書ではじめに登場し、思考法の類の本のなかでもよく取り上げられている「感情」です。

アンガーマネジメントとか、聞いたことある人もいると思います。怒りをどう扱うか、私も悩んでいるので読んだことあるんですが、”困った感情をどう扱うか”は、いま関心が高いです。

本書もそれにノッているんですが、あれ!となったのが「いい感情」もゴミだ、としているとこ。

ガンバッタ自分へのご褒美、としておいしいものをたらふく食べる。例えばこういうことに、警鐘を鳴らします。

感情そのものを目的にすること。そうした途端に一見ポジティブな感情もゴミになるのです。

食べてる時はいいんですが、終わったら、またネガティブな感情がよみがえってくる。そんな経験だれでもあると思うんです。豪遊しちゃってお金がなくなっちゃったから、またやりたくもない仕事をしなければならない。その無限ループ。

それって本当に、あなたのしたいことですか?

ポジティブな感情だって、あなたの本当にしたいことの邪魔になりうるんです。

でも感情は必要じゃないの?私個人はそう思っています。特にその”偏り”を意識するようになって、いろいろな感情を取り戻したいと考えるようになって。

感情のゴミを捨てるコツは、「すべての感情を娯楽にすること」「ゴールに無意味な感情は捨て、ゴールに意味のある感情だけを味わうこと」です。 

 娯楽はなくても生きていけるけど、あった方が楽しいよね。感情とはそのような存在だといいます。これは面白い考えです。

ゴールとは理想の自分。簡単に言えばそうですが、ただ”ハワイに豪邸を建てたい”とか”会社の社長になりたい”だと、誰かが吹き込んだ価値観だったり、今の自分の延長線上の理想像だったりして、それでは違うでしょう。”今の自分”が不満なんでしょう、と指摘しています。確かに。

本書は自らが決めたゴールへ向かうために、いかに頭のゴミを捨てるか。これに集約しています。因みに”誰かが吹き込んだ価値観”も当然ゴミです。頭の中に「他人」がいるのです。

時間の考え方も面白いです。

時間は”過去から現在、そして未来”へと流れていきます、とイメージしてました。苫米地さんは違います。逆だといいます。ゴールと関係ありますが、

「よい未来」から逆算して見れば、どんな現在も過去も、「よい未来」をつくるために必要な出来事なのです。

”過去にこういうことがあったから” ”こんな目にあったから、今の自分がこうなってしまった……”よく思ったり考えたりしてしまいます😞

これは「マイナスの自己対話」といいます。自己評価が低い人ほど頭のなかでブツブツ言っています。

良くも悪くも、過去は帰って来ません。あるのは頭のなかの記憶だけです。

過去は自分の未来に影響を与えない

でも、どうしてもネガティブイメージが頭の中に浮かんじゃうんだよー😥分かります。私もそうですから。

苫米地さんによると、失敗体験は同じ間違えをしないために、脳が意図的に強く記憶するそうです。そもそもそういうことなので、”自分ばっかり”ではありません。

結局、ゴールを潰すのは自分だと言います。「ドリーム・キラー(夢を殺す)」は自分自身だと。ブツブツ自己対話で、単なる過去の記憶が現在進行形になってしまいます。

ネガティブな自己対話が、あなたの頭のゴミを増やし、あなたの夢を潰す、最大のドリーム・キラーです。

こういうことを知識として仕入れておくと、新しい”目”が開けてきます。読書の素晴らしいところです。

自分で自分を潰さないようにしたいものです。

 

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